アルゼンチン大統領、イスラエルのジェネシス賞授賞式で演説へ

ジェネシス賞は2013年に創設され、ユダヤの次世代に刺激を与える傑出した個人に与えられる。
アルゼンチンのミレイ大統領(左)とイスラエルのネタニヤフ首相(Getty Images)

アルゼンチンのミレイ(Javier Milei)大統領が来月、イスラエルのジェネシス賞(Genesis Prize)授賞式で演説する。

ジェネシス賞は2013年に創設され、ユダヤの次世代に刺激を与える傑出した個人に与えられる。

ジェネシス賞財団は1月、この賞をミレイ氏に授与すると発表した。

現地メディアによると、授賞式は6月11日に国会で行われ、ミレイ氏が演説することも決まったという。

ミレイ氏は賞金を寄付し、イスラエルとラテンアメリカ諸国との外交関係の改善と、同地域における反ユダヤ主義との闘いを目的とするイニシアチブを立ち上げる予定だ。

ミレイ氏は在イスラエル・アルゼンチン大使館を西エルサレムに移転すると表明し、エルサレムをイスラエルの首都と認める少数の国々に加わった。

またミレイ氏は国連でイスラエルを支持し、首都ブエノスアイレスで1992年に起きた自爆テロの首謀者を裁くと誓った。

さらに、パレスチナ・ガザ地区のイスラム組織ハマスとレバノンの過激派ヒズボラをテロ組織に指定。イスラエルとの連携を強調した。

イスラエルの地元紙ハーレツによると、在アルゼンチン大使館の西エルサレム移転は今回の訪問中には行われない見込み。

ジェネシス賞は毎年、職業上の業績、人類への貢献、ユダヤ的価値観へのコミットメントが認められた人物に授与される。

これまでの受賞者は賞金100万ドルを慈善事業に寄付している。ミレイ氏もアルゼンチンや世界中の反ユダヤ主義と闘う活動に寄付すると表明した。

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