◎事故は18日の現地時間午後3時25分に発生した。
2022年11月18日/ペルー、首都リマのホルヘ・チャベス国際空港、LATAM航空のエアバスA320neo(LATAM Airlines)

ペルー当局は20日、首都リマのホルヘ・チャベス国際空港で旅客機と消防車が接触した事故について、消防車は空港敷地内で行われていた消防訓練中、許可なく滑走路に進入したと発表した。

事故は18日の現地時間午後3時25分に発生した。

消防車は中南米最大の航空会社であるLATAM航空が運航するエアバスA320neo(LA2213便)と接触、大破した。旅客機も損傷し、黒煙を上げた。

この事故で消防車に乗っていた消防士2人が死亡、1人が負傷。LA2213便の乗客102人と乗員6人にケガはなかった

LA2213便はプノ県フリアカの空港に向かう予定だった。

カヤオ特別区の担当官は20日に記者会見で、「消防士3人は災害対応訓練に参加していた」と明らかにした。担当官よると、この訓練は来年1月に運用を開始する新しい滑走路に関連するものだという。

政府の調査官は「管制塔は滑走路への立ち入りを許可しておらず、連絡も受けておらず、いかなる車両も離陸を控えた旅客機がいる滑走路に立ち入ることはできない」と述べた。

また調査官はあらゆる可能性を考慮して調査を進めているとした。

報道によると、ホルヘ・チャベス国際空港は19日の午後1時に運航を再開する予定だったが、20日の午前0時まで運航停止を延長したという。

検察庁も事故調査に当たっている。

LATAM航空は19日、犠牲者に哀悼の意を表し、影響を受けた乗客に必要な支援を提供すると発表した。

また同社は、「LA2213便のパイロットは規則に基づいて手順を進め、離陸許可を受けていたが、滑走路で消防車に出くわした」と述べた。「消防車が滑走路に入った理由は現時点では分かりません...」

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