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▽財務省はこの2日前、金融取引税(IOF)を引き上げるという行政命令を撤回すると発表した。
ブラジル、首都ブラジリアの連邦議会(Getty Images)

ブラジルハダド(Fernando Haddad)財務相は25日、金融取引にかかる税金の引き上げについて、ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領が議論を主導したと明らかにした。

財務省はこの2日前、金融取引税(IOF)を引き上げるという行政命令を撤回すると発表した。

同省は22日、予算不足を補うためにIOFを引き上げる命令を発行。多くの投資家や外国企業が深刻な懸念を表明したため、方針転換を余儀なくされた。

ブラジルの通貨リヤルは23日朝の取引で対米ドルで1%以上弱含み、その後、下げ幅を縮小した。

ハダド氏はTVグローボのインタビューで「再度見直しが行われる可能性があるか」と尋ねられ、「規制措置は常に調整されている」と答えた。

またハダド氏は「経済政策の目的を達成するために、財務省は規制措置を常に見直している」と述べた。

中央銀行は税率引き上げに否定的な考えを示していたとされる。

ブラジルは最近、経済協力開発機構(OECD)加盟に向けた取り組みの一環として、通貨関連の課税を合理化しようとしていたが、中銀はこの動きを支持していなかった。

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