◎火災は首都ジョージタウンの南方約320km、ブラジル国境近くの町にある中等学校の女子寮で21日深夜に発生。女子生徒18人と寮管理人の5歳の息子が死亡した。

ガイアナ政府は23日、首都ジョージタウンの郊外にある中等学校の女子寮で発生した火災について、警察が放火の可能性を視野に捜査を進めていると明らかにした。
火災はジョージタウンの南方約320km、ブラジル国境近くの町にある中等学校の女子寮で21日深夜に発生。女子生徒18人と寮管理人の5歳の息子が死亡した。
政府報道官は「寮管理人に携帯電話を没収された女子生徒が浴室に火をつけた可能性がある」と明らかにした。
それによると、この女子生徒は年上の男性と関係を持ち、寮管理人から厳しく叱られたという。
AP通信は関係者の話しとして、「寮管理人は生徒たちが夜中にこっそり寮を抜け出さないよう、入り口を施錠していたため、被害が拡大した」と伝えている。
亡くなった女子生徒18人は12~18歳の先住民族であった。病院に搬送された20数人のうち9人は重体と伝えられている。
浴室に火をつけたとみられる女子生徒は16歳未満。安否は明らかになっていない。
APによると、この女子生徒と関係を持った男は強姦罪で起訴される見通し。
米政府はこの事件を捜査するために法医学およびその他の専門家チームを派遣する予定だ。
ガイアナ大統領府は声明で、「アリ(Irfaan Ali)大統領は米政府の申し出を受け入れた」と述べている。
両国は現場で死亡が確認された19人のうち13人のDNA鑑定を開始する予定である。