▽25年第1四半期(1~3月)の純利益は前年同期比23%増の11億ドルとなり、2016年以降で最高となった。
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ブラジルの航空機メーカーであるエンブラエル社は6日、通期の納期と財務見通しを再確認し、米国の関税による影響は限定的という見方を示した。
エンブラエルは今年、77~85機の民間機と145~55機のビジネスジェットの納入を見込んでいる。
同社によると、年明け早々の米国との取り引きがトランプ政権による関税の影響を緩和するのに役立ったという。
同社のネト(Francisco Gomes Neto)CEOはオンライン会見で、「関税が今年の営業利益を圧迫すると予想しており、影響を抑えるために追加的なコスト削減などの措置を講じている」と語った。
またネト氏は航空分野が高度にグローバル化していると指摘。「この分野の発展には自由貿易が欠かせない」と強調した。
同社の第1四半期(1~3月)の純利益は前年同期比23%増の11億ドルとなり、2016年以降で最高となった。
1株当たり利益は市場予想を下回り、同四半期の調整後1株当たり0.40ドルの損失を報告した。
同社の株価は昨年、2倍以上に跳ね上がり、今年初めに史上最高値を記録。6日の取引では約1%下落した。