▽集計の結果、ノボア大統領の得票率は55.63%、ゴンザレス氏は44.37%、100万票以上の差がついた。
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エクアドルの野党「市民革命運動党」は2日、裁判所に先月行われた大統領選決選投票の再集計を求め提訴したと明らかにした。
左派のゴンザレス(Luisa Gonzalez)氏は先週、選挙管理委員会に再度異議を申し立てたと明らかにしていた。
集計の結果、ノボア(Daniel Noboa)大統領の得票率は55.63%、ゴンザレス氏は44.37%、100万票以上の差がついた。
両候補はそれぞれ4万5000人以上の監視員を全国の投票所に配置していた。
米国、米州機構、EU、その他中南米諸国、さらに市民革命運動党の一部議員もノボア氏に祝意を表している。海外の選挙オブザーバーも不正は確認されなかったと報告している。
しかし、ゴンザレス氏とその指導者であるコレア(Rafael Correa)元大統領は多くの不正が確認され、100万票以上に影響を与えた可能性があると主張している。
市民革命運動党はX(旧ツイッター)の投稿で、「1日に訴状を提出し、受理された」と明らかにした。
また同党は再集計を拒否した選管を非難。「矛盾と不正を検証する我々の権利が侵害されたことは大変遺憾であり、民主主義を冒とくする行為だ」と述べた。
選管は2日、改めて再集計は認められないと声明を出した。
選管は4月24日にゴンザレス氏による再集計要求を拒否。ゴンザレス氏はこの2日前に、「何千もの不正投票が確認された」として、再集計を要求していた。
ノボア氏は23年の大統領選でゴンザレス氏との一騎打ちを制し、初当選を果たした。この選挙は弾劾訴追に直面した当時のラソ(Guillermo Lasso)大統領が前倒しで実施を決めたため、ノボア氏の任期は1年5カ月となった。