コロンビア南西部で民間人が陸軍兵士57人拉致
FARC-EMCはFARCの元現地指揮官が率い、戦闘員数は約3500人と推定されている。
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コロンビア軍は22日、南西部カウカ州の山岳地帯でコロンビア革命軍(FARC)から分離した左翼ゲリラに反対する民間人が陸軍兵士57人を拉致したと明らかにした。
それによると、現場はカウカ州郊外の集落。コカイン生産の拠点がある地域で、左翼ゲリラ「FARC-EMC」の支配下にあると伝えられている。
地元メディアは陸軍報道官の声明を引用し、「FARC-EMCの支配に反対する民間人とみられる集団が兵士57人を拉致した」と伝えている。
それ以上の詳細は明らかになっていない。
22年に就任したペトロ(Gustavo Petro)大統領は内戦終結に向け、左翼ゲリラとの和平交渉をまとめ、平和をもたらすと誓ったが、治安は改善するどころか悪化しているように見える。
FARC-EMCはFARCの元現地指揮官が率い、戦闘員数は約3500人と推定されている。FARCの戦闘員1万4000人以上が2016年の和平協定で武器を置いた。