コロンビア政府、26年度予算確保のため増税を検討中

格付け会社S&Pとムーディーズは先月、財政上の課題を理由にコロンビア国債の信用格付けを1段階引き下げた。
コロンビア、首都ボゴタの市場(Getty Images)

コロンビア政府が26年度予算の財源として26兆ペソ(約9兆5680億円)を調達する税制改革案を検討中である。現地メディアが16日に報じた。

それによると、この大部分が増税で賄われる見込みだ。

この提案額は6月に財務相が政府の中期財政枠組みで公表した19兆ペソを上回る。

税収の減少により財政が弱体化していることから、ぺトロ政権は財政ルールを一時停止した。

財務省は今年の財政赤字目標をGDPの7.1%に上方修正。以前の目標は5.1%であった。26年の赤字はGDPの6.2%と予測されている。

財務相が15日夜の閣議で発表した暫定的な数値によると、政府は26年度予算として551.66兆ペソ(約202兆円)を国会に提案する予定。25年度の予算は511兆ペソである。

格付け会社S&Pとムーディーズは先月、財政上の課題を理由にコロンビア国債の信用格付けを1段階引き下げた。

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