BRICS、首脳会議の共同声明で合意、7月6~7日

サミットは7月6~7日に行われる。ロシアのプーチン大統領は出席しない。
2025年7月4日/ブラジル、リオデジャネイロ、BRICSサミットの会場近く(ロイター通信)

BRICS(新興5カ国)の外交官たちが今週リオデジャネイロで開催される首脳会議において、首脳たちの共同声明に合意した。現地メディアが5日に報じた。

サミットは7月6~7日に行われる。ロシアのプーチン(Vladimir Putin)大統領は出席しない。

加盟国は4月の外相会合でトランプ米政権による関税への対応などを協議した。

ロイター通信によると、各国の実務者はガザ紛争、イランとイスラエルの紛争、国連安全保障理事会の改革案におけるアフリカの代表権に関する共通の答えを見つけるのに苦労したという。

実務者たちはブラジルとインドの議席を支持することに合意したが、どちらの国がアフリカの利益を代表すべきかは未解決のままであるという。

BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国によって2006年に設立され、2010年に南アフリカが加盟。23年にはイラン、エジプト、エチオピア、UAE(アラブ首長国連邦)の4カ国、今年初めにインドネシアが加盟した。

サウジアラビア、トルコ、アゼルバイジャン、マレーシアが正式に加盟を申請、その他数カ国が関心を示している。

グローバルサウスを代表する役割を目指すBRICSの外交的な影響力は強化されつつあるが、紛争地域に関する地政学的問題での共通の立場を確立するのに苦労している。

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