◎容疑者は20歳か21歳とみられ、学校に書類を取りに来たと称して侵入した。
ブラジル、リオデジャネイロの小学校(Getty Images)

ブラジル南部パラナ州の学校で19日、20代の男が銃を乱射し、1人が死亡、1人が負傷した。地元当局が明らかにした。

それによると、容疑者は20歳か21歳とみられ、学校に書類を取りに来たと称して侵入したという。

男は校舎内で職員に取り押さえられるまでの間、少なくとも12回発砲。15歳の少女が死亡、14歳の少女が重傷を負った。

容疑者はまもなく警察に逮捕された。

AP通信によると、14歳の少女は病院に搬送され治療を受けているという。

ソーシャルメディアで共有された動画には校外に避難する生徒や先生の姿が映っていた。

ブラジルにおける教育施設での暴力事件数はこの20年で少なくとも20件報告され、その半分はこの14カ月間に発生している。

今年4月に保育園で発生した襲撃事件では児童4人が死亡。その後、政府は前例のない取り締まりを開始した。

約3400人の警察官がヘイトを拡散したり、校内暴力を煽った数百人を一網打尽にするため、全国で一斉捜査を行った。

ダシルバ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は19日、自身のツイッターアカウントに声明を投稿。犠牲者に哀悼の意を表し、ヘイトと銃暴力を非難した。

警察は容疑者の身元を明らかにしていない。

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