◎昨年のCOP27(国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議)はエジプトの人気リゾート地シャルムエルシェイクで開催された。
2023年5月22日/日本、広島県広島市、ブラジルのダシルバ大統領(Louise Delmotte/AP通信)

ブラジルのダシルバ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は26日、2025年のCOP(国連気候変動枠組み条約 締約国会議)が同国で開催されると明らかにした。

ダシルバ氏は自身のソーシャルメディアアカウントに動画を投稿。熱帯雨林の中心に位置する北部パラ州ベレンでCOP30が開催されると語った。

ダシルバ氏は前政権の政策を覆し、アマゾンの保全に力を入れると表明している。

昨年のCOP27はエジプトの人気リゾート地シャルムエルシェイクで開催された。COP28はドバイで開催される予定だ。

ダシルバ氏は動画の中で、「ブラジルのアマゾンに世界各国の代表を迎え、COPを開催できることは大変な名誉である」と述べている。

外務省の報道官によると、国連は18日の会合でCOP30の会場を決めたという。国連はまだ声明を出していない。

ルーラ政権は現在、連邦議会の圧力に直面している。

連邦議会は先週、森林地帯や沿岸地域における建設やその他の開発に関する環境省の権限を低下させる法案を可決した。これにより、公正な審査で開発を許可された業者の権利が保護されることになった。

議会は現在、パラ州沖における国営石油会社の採掘計画を許可するかどうかを議論している。

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