◎ロー氏は病院に搬送されたが、数時間後に脳死と判定された。
ブラジリアン柔術の世界チャンピオン、レアンドロ・ロー選手(Getty Images)

ブラジルの現地メディアは7日、ブラジリアン柔術の世界チャンピオンであるレアンドロ・ロー(Leandro Pereira do Nascimento Lo)氏がサンパウロのナイトクラブで頭を撃たれ死亡したと報じた。享年33歳。

報道によると、ロー氏はナイトクラブ内で非番の警察官に撃たれたという。容疑者は男で、逃走中と伝えられている。

ロー氏は病院に搬送されたが、数時間後に脳死と判定された。

ロー氏は世界柔術選手権を8度制し、世界で最も成功した柔術家と呼ばれていた。

地元メディアは警察筋の話を引用し、ロー氏は友人と一緒にサンパウロ市内の社交クラブ「Clube Sirio」を訪れ、容疑者に声をかけられたと報じている。

報道によると、男はロー氏を脅すような仕草を見せたという。ロー氏が男を捕まえ立ち去るよう促すと、男は銃を取り出し、ロー氏の頭を撃った。

非番の警察官がロー氏に声をかけた理由は明らかにされていない。サンパウロの公安当局は容疑者の氏名を公表し、行方を追っている。

ロー氏は病院に搬送されたが、家族の弁護士によると、数時間後に脳死と判定された。

ロー氏の家族は弁護士を通じて声明を発表。「取り返しのつかない事態になった」と述べた。

ロー氏は世界柔術選手権で8個、南米選手権で1個、アブダビで開催される柔術ワールドカップで5個、パンアメリカン選手権で8個など、数多くの世界大会で金メダルを獲得した。

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