ブラジル国営開発銀行BNDES、AIに特化した投資ファンドの設立を検討
ルラ政権はデータセンターを含むIT関連設備投資に対する連邦税を免除すると表明している。
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ブラジルの連邦政府系金融機関BNDESが人工知能(AI)とデータセンターに特化した投資ファンドの設立を検討している。BNDESが1日、明らかにした。
それによると、このファンドはBNDESが株式投資の再開を目的とした広範なイニシアチブの一環として設立されるもので、5億レアルから10億レアルを出資する可能性があるという。
BNDESの執行役員であるネルソン・バルボサ(Nelson Barbosa)氏は声明で、「AIとデータセンターに特化した投資を検討中であり、近日中に詳細を公表できると思う」と述べた。
ブラジルのハダド(Fernando Haddad)財務相は5月に米カリフォルニア州を訪れ、自国にデータセンターを誘致する計画を宣伝。シリコンバレーのIT企業幹部らと会談し、ブラジルの豊富な再生可能エネルギーを活用して持続可能なインフラハブを整備するよう促した。
ルラ政権はデータセンターを含むIT関連設備投資に対する連邦税を免除すると表明している。