ブラジル規制当局、マルフリグ・BRFの株主投票を再延期
この買収はマルフリグが世界最大の食肉加工会社JBSに対抗するために規模を拡大するという、長年にわたる戦略の一環である。
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ブラジル証券取引委員会(CVM)が食品加工会社マルフリグ・グローバル・フーズが鶏肉・豚肉加工会社BRFの買収に関する株主投票の延期を決定をした。
CVMは先月、少数株主からの要請を受け、株主投票を21日間延期した。
マルフリグとBRFはその後、7月14日に投票を行う予定であると表明していた。
この買収はマルフリグが世界最大の食肉加工会社JBSに対抗するために規模を拡大するという、長年にわたる戦略の一環である。現在、3社ともサンパウロに上場している。
マルフリグとBRFの株式は11日、投票が延期になったことが明らかになって後、それぞれ約4%下落した。
TVグローボは11日朝、この延期について、「BRFが株主が適切な判断を下すために必要な情報を提示できなかったため」と報じた。
CVMは両社に追加情報の開示を求め、株主投票の延期要請を承認したとのこと。
マルフリグとBRFは提案されている取引について、BRFの株主が所有しているBRFの株式1株につきマルフリグの株式0.8521株を受け取る株式交換を行うとしている。
さらに、マルフリグが所有する米国の食肉加工会社ナショナルビーフも新会社に統合される。