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▽ルラ氏は地元ラジオ局のインタビューで、「IBAMAは政府の計画に反対している」と述べ、同機関に対する批判をエスカレートさせた。
ブラジル、アマゾンの先住民族(Getty Images/AFP通信)

ブラジルのルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は12日、今週か来週中にも環境保全機関「環境・再生可能天然資源院(IBAMA)」の責任者と会談し、国営ブラジル石油公社(ペトロブラス)によるアマゾン川河口付近での油田開発入札について話し合う予定であると明らかにした。

ルラ氏は地元ラジオ局のインタビューで、「IBAMAは政府の計画に反対している」と述べ、同機関に対する批判をエスカレートさせた。

ルラ氏は以前からペトロブラスによる同地域での石油採掘計画を擁護してきた。

この会議がペトロブラスの掘削許可につながるかは不明である。

2023年5月、IBAMAはペトロブラスによるアマパ州沖の海洋掘削ライセンス申請を「環境問題」を理由に却下した。

ペトロブラスは裁判所に異議を申し立てたが、この案件は現在も保留中となっている。

複数の環境保護団体がルラ氏の発言に懸念を表明。「IBAMAの決定は技術的、科学的、法的基準に基づいている」と主張した。

この海域にはブラジルで最も有望な油田があり、その一部をガイアナと共有している。

ガイアナ沖では石油大手エクソンモービルが開発を主導している。

同地域はペトロブラスにとって大きな可能性を秘めているが、同社は同地域での採掘入札に関して、先住民族コミュニティや連邦検察からの厳しい抵抗に直面している。

先住民族は開発が環境を破壊するだけでなく、先住民族が約束された土地の権利を侵害するものであるとして、計画を拒否している。

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