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▽政府はこれにより、今年32.9億レアル(約800億円)の税収を失うことになる見通しだ。
ブラジル、リオデジャネイロ州(Getty Images)

ブラジル政府が14日、昨年の最低賃金引き上げに伴い、所得税の非課税枠を引き上げた。

ルラ(Luiz Inácio Lula da Silva)大統領は所得税の非課税枠を引き上げる大統領令に署名。5月から実施されることになり、政府はこれにより、今年32.9億レアル(約800億円)の税収を失うことになる見通しだ。

この変更により、月収3036レアルまでのブラジル人は所得税が免除される。

財務省によると、歳入減を相殺し、今年の基礎的財政赤字ゼロの目標を確実に遵守するために何らかの措置が必要な場合、政府は5月に発表される隔月の歳入・歳出報告書で調整を行う。

政府の経済チームは以前、2025年の所得税免除水準を最低賃金の2倍に維持する意向であると述べていたが、この条項は今年の予算には盛り込まれていなかった。

また政府は2026年から所得税免除を5000レアルに引き上げる法案を先月議会に提出。歳入ギャップは高所得者への新たな課税などで賄う見通しだ。

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