◎パラナ州はブラジル有数の穀物生産地である。
2023年7月27日/ブラジル、南部パラナ州、爆発事故が発生した穀物サイロ(Brazil Parana Firefighters/Handout/ロイター通信)

ブラジル南部パラナ州の穀物サイロで爆発があり、少なくとも8人が死亡、11人が負傷した。地元当局が27日、明らかにした。

それによると、爆発は州都クリチバの西方約600kmに位置する都市の農協施設で26日午後に発生。1人が行方不明になっており、消防が消火・救助活動を行っている。

パラナ州はブラジル有数の穀物生産地である。

同州消防庁の報道官はAFP通信の取材に対し、「農協施設内にある穀物サイロのひとつで爆発があり、それが第2、第3の爆発を引き起こした」と語った。

ソーシャルメディアなどで共有された動画には爆発地点とみられるサイロから白煙が上がる様子が映っていた。それによると、周辺の住宅地でも窓ガラスが割れたり、外壁が破損したりするなど、被害が確認されたという。

このサイロに大豆や小麦を貯蔵しているヴァーレ社は声明で、「中央穀物受け入れユニットが被害を受けたという報告を受けている」と述べた。

消防が爆発の原因を調べている。

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