◎ボルソナロ氏は昨年12月30日から米フロリダ州に滞在している。
ブラジルのボルソナロ前大統領(Getty-Images)

ブラジルのボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領は11日、米フロリダ州のイベントに出席し、数週間以内にブラジルに戻ると明らかにした。

ボルソナロ氏は昨年12月30日から米フロリダ州に滞在し、観光ビザも申請している。

ボルソナロ氏は米国在住のブラジル人などで構成される極右組織「イエス・ブラジル・USA」の集会で演説した。

報道によると、集会はすべてポルトガル語で行われたという。群集はボルソナロ氏の登場に歓喜し、万雷の拍手で迎えた。

ボルソナロ氏は1カ月の外交ビザで入国。その後、観光ビザを申請した。

ボルソナロ氏の計画に関する憶測が飛び交う中、長男のフラビオ・ボルソナロ(Flavio Bolsonaro)上院議員は12日、「父がいつ戻るかは分からない」と記者団に語った。「明日かもしれないし、半年後かもしれません。一生戻らないかもしれない。父はフロリダで休暇を満喫しているようです」

ボルソナロ氏は30年以上におよぶ政治キャリアの中で初めて、大統領や連邦議会議員に与えられる不逮捕特権を失った。

検察と司法はボルソナロ氏を4つの疑いで捜査している。最高裁は先月、ボルソナロ氏を捜査対象に加えるよう命じた。

検察はボルソナロ氏が先月8日の連邦議会などに対する攻撃を扇動したとして、捜査を進めている。

また検察は全国各地から首都ブラジリアに集まったボルソナロ支持者の集会を組織し、資金を提供した個人・組織も追跡している。

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