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▽モラレス氏の弁護団は「再出馬を認めないことは人権侵害だ」と主張していた。
南米ボリビアのモラレス元大統領(Getty Images/AFP通信)

南米ボリビア憲法裁判所は14日、2期以上の大統領就任を禁じた下級審の判決を支持し、エボ・モラレス(Evo Morales)元大統領の大統領選出馬を阻止した。

モラレス氏の弁護団は「再出馬を認めないことは人権侵害だ」と主張していた。

モラレス氏は在任中、天然ガスに依存した経済を構築。その後、大統領の任期上限を廃止し、2019年の選挙で4選を決めたものの、紆余曲折の末、辞任。この際、治安当局によるデモ取り締まりで34人が死亡した。

憲法裁判所は昨年11月、2023年の裁判所命令を再確認し、「大統領は連続であるか否かにかかわらず、2期以上務めることはできず、3選は認められない」と裁定していた。

モラレス氏は辞任後、国外に逃亡。2020年に帰国した。

モラレス氏は最高裁の判決後、X(旧ツイッター)に声明を投稿。「私の立候補を止めることができるのは国民だけだ」と非難した。

大統領選は8月17日に予定されている。アルセ(Luis Arce)大統領は13日、再選を目指さないと表明した。

モラレス氏の後継者である議会上院のロドリゲス(Andronico Rodriguez)議員が最近、立候補を表明した。

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