▽この漁船は3月中旬に行方が分からなくなり、5月7日にガラパゴス諸島の数百キロ沖合でマグロ漁船に救助されたという。
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南米エクアドルの海軍は10日、2カ月前に消息を絶った漁船がマグロ漁船に救助されたと発表した。
海軍はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「55日間太平洋を彷徨った漁船は無事救助され、10日、ガラパゴス諸島の港に到着した」と明らかにした。
それによると、この漁船は3月中旬に行方が分からなくなり、5月7日にガラパゴス諸島の数百キロ沖合でマグロ漁船に救助されたという。
乗組員のペルー人3人とコロンビア人2人はガラパゴス諸島の病院に搬送され、全員体調に問題がないことが確認された。
海軍によると、この漁船は首都リマ南方の港から出港。2日後、機器が故障し航行できなくなったという。
海軍の報道官はAP通信の取材に対し、「乗組員は機器の不具合で電源が落ち、救難信号を出すことができなかったと説明している」と語った。
政府が5人の帰国に向けた準備を進めている。
ペルー出身の男性漁師は今年初め、95日間を海で過ごし、エクアドル船に救助され、3月中旬にリマに戻った。