▽事件はマナビ県の近郊にある闘鶏場で18日に発生。ギャングとみられる集団が押し入ったという。
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南米エクアドルの西部マナビ県で正体不明の武装集団が闘鶏場を襲撃した事件について、捜査当局は19日、これまでに12人の死亡を確認し、大勢が地元の病院や保健所に搬送されたと明らかにした。
事件はマナビ県の近郊にある闘鶏場で18日に発生。ギャングとみられる集団が押し入ったという。
それ以上の詳細は明らかになっておらず、軍と警察が捜査している。
地元メディアは関係者の話しとして、「闘鶏場を牛耳っているギャングが報復を宣言した」と伝えている。
逮捕者は出ておらず、何人が襲撃に関与したかも不明だ。
エクアドルでは数年前からギャング間抗争が激化。港湾都市グアヤキルでは24年1月、世界最大の麻薬組織シナロア・カルテルと同盟関係にある麻薬組織ロス・チョネロスのリーダー「マシアス(Adolfo Macías)」が刑務所から脱獄した。
ノボア(Daniel Noboa)大統領はこの脱獄を受け、国家非常事態を宣言。陸軍と警察にマシアスを確保するよう命じたが、逮捕には至っていない。
報道によると、この闘鶏場はロス・チェネロス傘下のギャングの管理下にあるとされる。