▽米当局によると、直近のチャーター便は6日に運航され、カメルーン、ネパール、インド、バングラデシュ、ベトナム、スリランカの移民81人が送還されたという。
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米政府は7日、中米パナマで移民を強制送還するためのチャーター便や航空券の費用を支払うという、昨年パナマ政府との間で成立した取り決めにより、約2000人の移民がパナマから退去したと発表した。
トランプ(Donald Trump)大統領はコロンビアとパナマの間にある危険な密林地帯「ダリエン地峡(Darien Gap)」経由の移民が急減した要因としてこれを宣伝しているが、この取引は(Joe Biden)前大統領が成立させたものだ。
米当局によると、直近のチャーター便は6日に運航され、カメルーン、ネパール、インド、バングラデシュ、ベトナム、スリランカの移民81人が送還されたという。
米国は移民を強制送還するためにパナマに約1400万ドルを支払っている。
23年にダリエン地峡を通過した移民は52万人を超え、22年の2倍以上に急増。過去最高を更新した。
そこを通過した移民は他の中米諸国とメキシコを巻き込んで米南部国境を目指す。米当局が23年に拘束した移民は250万人に達した。その7割がベネズエラ人であった。
ダリエンを通過する移民は21年に急増し、そのほとんどが米国を目指した。この流れは昨年減速、今年はトランプ政権の移民対策強化により、米国側に向かう人はほとんどいなくなった。
米国南部のメキシコ国境で25年3月に検挙された移民の数は7500人を下回り、過去最低を更新した。過去4年間の月平均は約15万5000人である。