▽ホームレスになった人々の多くが家賃の高騰、金利の上昇、コロナ関連の支援打ち切りなどにより、家を手放さざるを得なくなった。
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米住宅都市開発省は27日、全国のホームレスの数が昨年から18%増加し、77万人を超えたと明らかにした。
それによると、全米の最新のホームレス数は昨年から18.1%増加したという。
主な要因は物価高騰、家賃の高騰、手頃な価格の住宅の不足、自然災害、移民の急増など。
米住宅都市開発省は27日に公表したレポートの中で、「全国集計の結果、77万人以上がホームレスとしてカウントされた」と述べた。
昨年は22年比で12%増であった。
ホームレスになった人々の多くが家賃の高騰、金利の上昇、コロナ関連の支援打ち切りなどにより、家を手放さざるを得なくなった。
米住宅都市開発省によると、黒人のホームレスの割合は白人や他の有色人種に比べて高いという。
同省は最も懸念される傾向として、「移民が大都市に流入したことで家族連れのホームレスが40%近く増加したこと」を挙げている。
それによると、デンバー、シカゴ、ニューヨークなど、移民の影響を受けた13の都市で家族連れのホームレスが2倍以上に増加。残りの373の都市や町の増加率は8%未満となっている。
今年ホームレスとしてカウントされた子供は15万人近くに上り、昨年から33%も急増した。