◎繁殖育児期の母ギツネと子ギツネは他の複数のキツネと一緒に繁殖集団を形成する。
米議会議事堂警察は7日、ナショナル・モールのキツネが下院議員を含む少なくとも9人に噛みついたと明らかにした。
警察によると、犯行に及んだ母ギツネは狂犬病にかかっていることが確認されたため、「人道的に安楽死させられた」という。また、子ギツネ3匹も天国に旅立った。
狂犬病は神経系を侵す感染症で、感染した動物に噛まれたり引っかかれたりすることで伝染する。
当局は攻撃的なキツネや子連れのキツネを見たときは近寄らず、警察に報告するよう呼びかけている。
キツネの専門家によると、野生のキツネは警戒心がとても強く、人間に近づくことは滅多にないが、突然目の前に人間が現れたり、子ギツネと一緒に行動している時は攻撃的になるという。
攻撃的なキツネを議会議事堂近くで見たというツイートは4日に初めて投稿された。
当局は7日、子ギツネも毛づくろいなどで狂犬病に感染した可能性があるとして、母ギツネと一緒に安楽死させざるを得なかったと報告した。「彼らにリハビリを提供することは不可能と判断されました...」
噛まれた被害者のひとりであるカリフォルニア州選出のアミ・ベラ下院議員(民主党)はAP通信の取材に対し、「4日に上院のオフィスビルの近くを歩いていた時、何かが自分に向かって突進してくるのを感じた」と語った。「最初は小型犬だと思いました...」
ベラ議員は「傘を使ってキツネを追い払った」と語った。
ベラ議員はキツネの写真を撮ることに成功し、戦果をツイッターで報告している。
ポリティコ社のジャーナリストも噛まれたと報告している。
AP通信によると、9人は狂犬病予防ワクチンを計4回接種する予定だという。
当局はキツネに引っかかれたり噛まれたりした人は速やかに申し出るよう呼びかけている。また、ナショナル・モールで活動する他のキツネを捕獲する予定はないとのこと。
国立公園局によると、キツネは主にナショナル・モール周辺に生息し、市街地に姿を現すことは珍しくないという。
またナショナル・モールにはキツネの巣が多数あり、その場所は年によって変わるとのこと。
繁殖育児期の母ギツネと子ギツネは他の複数のキツネと一緒に繁殖集団を形成する。
🦊🦊🦊 @RepBera now says he’s not sure the fox they caught yesterday was the one that bit him! (He managed to snap this photo of it)
— Scott Wong (@scottwongDC) April 6, 2022
Bera is all smiles today and says he’s feeling fine https://t.co/G1ed4iMMQL pic.twitter.com/HlezKJ2oEv