◎貴重品が入ったコンデナは17日の夕方に到着。貨物保管施設に移したものの、その後行方が分からなくなった。
カナダ、トロント国際空港(Getty Images)

カナダの警察当局は20日、トロント国際空港の貨物保管施設から金塊をはじめとする貴重品約2000万カナダドル(約20億円)相当が何者かに盗まれたと発表した。

当局によると、貴重品が入ったコンデナは17日の夕方に到着。貨物保管施設に移したものの、その後行方が分からなくなったという。

警察は到着から数時間のうちにコンテナごと盗まれた可能性があるとして捜査している。

空港を管理する公団(Greater Toronto Airports Authority)は20日の声明で、「泥棒は同空港のセキュリティをかいくぐることができた」と述べているが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。

一部の地元メディアは貴重品がコンテナごと盗まれたことから、「空港関係者が犯行を手引きした可能性がある」と報じている。

警察の報道官は記者会見で、「あらゆる可能性を考慮して捜査に当たる」と語った。

カナダ放送協会(CBC)は関係者の話しとして、「17日夕方以降の監視カメラをすべてチェックし、コンテナの行方を追っている」と伝えた。

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