◎トランプ氏は前日、同州リバーサイド郡コーチェラ・バレーで共和党集会を開いていた。
米カリフォルニア州の捜査当局は13日、トランプ(Donald Trump)前大統領の選挙集会近くで未登録の銃器を所持していた男が逮捕されたことを受け、「3度目の暗殺未遂を防いだ可能性が高い」と発表した。
トランプ氏は前日、同州リバーサイド郡コーチェラ・バレーで共和党集会を開いていた。
リバーサイド郡保安官事務所は記者会見で、「保安官代理が12日、コーチェラ・バレーのイベント会場外側の警備境界線で男を呼び止めた」と語った。
それによると、容疑者は異なる名前の複数のパスポートと銃弾が装填された銃器を所持し、偽のナンバープレートが付いた未登録車で会場に入ったという。
保安官は記者団に対し、「現場で対応に当たった保安官代理はおそらく、3度目の暗殺未遂を防いだ」と述べた。
容疑者はネバダ州在住。ヴェム・ミラー(Vem Miller)と名乗り、身柄を拘束された。
警察によると、ミラーは未登録の2丁の銃と大容量の弾倉を所持。銃刀法違反の罪に問われている。ミラーはその後保釈され、来年1月2日に出廷する予定だ。
ミラーはAP通信などの取材に対し、「私はトランプ支持者であり、トランプ氏に危害を加えようなどと考えたことは一度もない」と語った。「告発はでたらめだ。僕はアーティストで、誰かに暴力をふるったり危害を加えたりするような人間じゃない...」