米テスラ売上高13%減、反マスク根強く 25年4~6月
月から6月までの販売台数は前年同期の44万3956台から38万4122台に減少。この期間、マスク氏はトランプ政権から離れ、販売台数回復への期待が高まっていた。
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米電気自動車(EV)大手テスラの過去3カ月の売上高が前年同期比で13%減少した。同社が2日、明らかにした。
それによると、4月から6月までの販売台数は前年同期の44万3956台から38万4122台に減少。この期間、マスク氏はトランプ政権から離れ、販売台数回復への期待が高まっていた。
欧州ではトランプ政権の相互関税やマスク(Elon Musk)CEO氏に抗議する小規模なデモや集会が続いている。極右政党を支持するマスク氏に抗議するデモがテスラ不買運動に発展した形だ。
しかし、メディアへの露出が減ったことで、マスク氏に対する反感は収まりつつあるように見える。
専門家はこの販売不振について、マスク氏が元親友のトランプ(Donald Trump)大統領や欧州の極右政治家たちを受け入れたことが、テスラのブランドが深く傷つき、打撃を与えていると指摘している。
25年第1四半期(1~3月)の純利益は71%減少した。
モデル3とYの合計販売台数は37万3728台で、ウォール街のアナリストの予想35万6000台を上回った。テスラの株価は2日午前、約4%上昇した。
欧州32カ国におけるテスラの1~4月末の販売台数は前年同期比39%減。この期間、欧州の自動車市場は堅調に推移していた。