Getty Images/ワシントンD.C.、ホワイトハウス

米司法省によると、大統領恩赦と引き換えに「ホワイトハウスまたは関連する政治委員会から賄賂が提供された可能性がある」という申し立てを受け、調査を進めているという。

12月1日午後にワシントンD.C.地方裁判所が公開した20ページの文書は、政府の関係者が「秘密のロビー活動」に従事した可能性を指摘している。

司法省当局者は1日遅くの声明で、「開示された調査の対象または対象となった政府職員はいない」と述べた。

ホワイトハウスはDC裁判所に提出された文書に関するコメントを拒否している。

ABCニュースは以前、トランプ大統領の仲間が政権交代までに恩赦を得ることを期待していると報じていた。

ただし、この関係者が司法省の調査を受けている兆候はないという。

検察は、文書に記載された者(非公開)から「大統領の恩赦または判決の猶予と引き換え」に政治献金を提供する「秘密のロビー活動」を疑わせる電子メールやデバイスなどを押収した。

また調査によると、ホワイトハウス高官に対してロビー活動を行った未登録のロビイストたちが、仲介人を通して賄賂を贈り恩赦を確保しようとしたという。

ただし、検察は裁判所に支払いの証拠を提供せず、代わりに、秘密のロビー活動で恩赦を求めている者の証拠を提示した。

先週、司法省はDC裁判所のベリル・ハウエル裁判長に対し、「個人と行為」がまだ起訴されていないため、申し立ては秘密にしておきたいと語った。

恩赦司法局によると、トランプ大統領は29人に恩赦を与え、16人の刑を減刑したという。

先日、トランプ大統領は元国家安全保障顧問のマイケル・フリン氏に恩赦を与えた。

フリン氏は、2016年大統領選挙でのロシアの干渉に関するロバート・ミューラー元特別顧問の調査で、FBIに虚偽の報告を行ったとして有罪判決を受けていた。

トランプ大統領はフリン氏の恩赦について、「マイケル・T・フリン将軍に完全な恩赦を与えられたことは私の大きな名誉だ。彼の素晴らしい家族の皆さん、おめでとう。素晴らしい感謝祭になりますように!」と述べている。

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