◎この建造物は民泊施設に登録され、火災で死亡した7人はいずれも米民泊仲介大手エアビーアンドビー(Airbnb)の利用者だった。
カナダ、東部ケベック州モントリオール(Getty Images)

カナダの警察当局は28日、東部ケベック州モントリオールで今年3月に発生した火災について、放火の可能性も視野に捜査を進めていると明らかにした。

この火災はモントリオールの旧市街にある建造物で発生し、7人が死亡した。

モントリオール警察の報道官は記者会見で、「現場で着火剤の痕跡が発見された」と明らかにした。

また報道官は「当局による捜査の結果、この火災は偶発的なものでないと断定した」と述べた。

この建造物は民泊施設に登録され、火災で死亡した7人はいずれも米民泊仲介大手エアビーアンドビー(Airbnb)の利用者だった。

消防当局はこの建造物について、「火災が発生するまでの数年間、複数の消防法に違反していた」と報告している。

モントリオール市長はこの火災後、エアビーの規制を強化すると宣言。これにより、建築基準法や消防法を満たさない建物をエアビーの民泊施設に登録することはできなくなった。

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