◎これはそれほど驚くことではない。ドナルド・トランプを支持しない。それだけだ。
2016年7月16日/ニューヨークの会見場、トランプ氏とペンス州知事(Doug Mills/The New York Times/Getty Images)

米国のペンス(Mike Pence)前副大統領が15日、今年の大統領選の共和党最有力候補であるトランプ(Donald Trump)前大統領を支持しないと表明した。

ペンス氏はフォックスニュースのインタビューで、「様々な問題に対する見解に大きな違いがあるため、トランプを支持することはない」と語った。

またペンス氏は「バイデン(Joe Biden)大統領に投票することは絶対ない」と断言した。

ペンス氏はこう強調した。「これはそれほど驚くことではない。ドナルド・トランプを支持しない。それだけだ」

さらに「トランプは政権時代に守ってきた保守的なアジェンダとは相反する公約を追求している」と批判した。「私は前政権の記録を非常に誇りに思っている。私は米国をより繁栄させ、より安全にし、より平和な世界にすると宣誓した...」

ペンス氏は今年の予備選や2021年1月の議会襲撃事件に言及。「私とトランプの間には様々な問題で深い溝がある」と述べた。

またペンス氏はトランプ氏の債務に対するスタンス、妊娠中絶に対する立場、そして最近ティックトック禁止法案に反対を表明したことも支持しない理由のひとつだと述べた。

さらに、前回の大統領選でトランプ氏がペンス氏に選挙結果を否定するよう圧力をかけたことが2人の間に決定的な亀裂を生じさせたと強調した。

ペンス氏は「今年の大統領選で誰に投票するつもりか?」と問われると、「私もほとんどの米国民と同じように、自分の考えは胸にしまっておく」と答えた。

またペンス氏は「バイデン氏もしくは第三の候補に投票する可能性はあるか」と問われると、「バイデン大統領には絶対投票しない。私は共和党員だ」と述べた。

ペンス氏は昨年10月に共和党候補レースから撤退を表明。トランプ氏はペンス氏に支持を呼び掛けていた。

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