メキシコ規制当局、米国から制裁受けた金融機関3社に罰金
米財務省は先月末、麻薬カルテルとつながりがあるとして、CIBanco、Intercam Banco、Vector Casa de Bolsaを制裁リストに追加した。
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メキシコ規制当局が米国から資金洗浄(マネーロンダリング)の疑いで制裁を受けた3つの金融機関に対し、6月末に1億8500万ペソ(約14億6000万円)を超える罰金を科した。地元メディアが15日に報じた。
米財務省は先月末、麻薬カルテルとつながりがあるとして、CIBanco、Intercam Banco、Vector Casa de Bolsaを制裁リストに追加。同省の金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)は3社を「主要な資金洗浄懸念対象」に指定し、米国民および米企業との取引を禁じた。
地元メディアは規制当局の声明を引用し、「罰金は主に資金洗浄防止措置に関連するものだった」と伝えている。
Intercam Bancoは罰金約9200万ペソ、CIBancoは6600万ペソ、Vector Casa de Bolsaは2600万ペソの罰金を支払うよう命じられた。
3社はこれまで米国の主張を否定してきた。
規制当局は米国の制裁を受け、3社の運営に介入した。
メキシコ政府も米側の主張を否定。財務省は米がメキシコに主張を裏付ける証拠を提供していないと述べている。