米カリフォルニア州で山火事急拡大、一部地域に避難命令

米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多いが、近年は地球温暖化の影響で発生のリスクが高まっている。
2025年7月3日/米カリフォルニア州サンルイスオビスポ郡、消防士たち(AP通信)

カリフォルニア州サンルイスオビスポ郡で発生した山火事が急拡大し、一部地域に避難命令が発令され、複数の道路が閉鎖された。現地メディアが6日に報じた。

消防によると、この山火事はサンルイスオビスポ郡郊外の山林で2日午後に発生。これまでに320平方キロメートル以上が焼失した。

州消防局は5日午後時点の鎮火率を10%と報告している。

現地メディアによると、国道166号線沿いの国立公園などで消防が消火活動に当たっている。

この地域に避難命令が発令中。消防によると、約50戸の建物に炎が迫っているという。

5日午後の時点で建物被害とケガ人の情報はない。

サンルイスオビスポ郡の複数の道路と国立公園が閉鎖されている。

州消防局は6日の声明で、この山火事がさらに燃える広がる可能性があると警告。サンルイスオビスポ郡の住民に対し、いつでも避難できる準備を整えておくよう促した。

米国の山火事シーズンは通常、10月末頃まで続き、11月に入ると落ち着くことが多いが、近年は地球温暖化の影響で発生のリスクが高まっている。

カリフォルニア州ロサンゼルスで今年1月に発生した山火事では29人が死亡、1万6000棟以上の建造物が消失した。

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