◎ケニアの国家元首による国賓訪米は2003年以来。
米国とケニアの国旗(Getty Images)

ケニアのルト(William Ruto)大統領が20日、米ジョージア州アトランタに到着した。

ルト氏は国賓待遇で訪米、23日にバイデン(Joe Biden)大統領と会談する予定である。

ルト氏はカーター(Jimmy Carter)元大統領の記念図書館で講演した際、米政府との連携強化を進めると言明した。

ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は声明でルト氏を歓迎し、「両国の関係深化、公衆衛生パートナーシップ、教育交流、繁栄への投資、アトランタのアフリカ系住民とのつながりなどについて話し合うことを楽しみにしている」と述べた。

ホワイトハウスのジャンピエール(Karine Jean-Pierre)報道官は今回の国賓訪問について、「平和と安全保障を推進し、経済関係を拡大し、民主主義を守るという両国の価値観を共有するなど、共通のコミットメントを強化するものだ」と強調した。

それによると、両首脳は人と人とのつながり、貿易と投資、技術革新、気候変動とクリーンエネルギー、健康、安全保障を含む分野での協力を強化する方法について協議する。

ケニアの国家元首による国賓訪米は2003年以来。

米独立系世論調査機関ピュー・リサーチ・センターの統計によると、ケニアは米国で生活する黒人移民の出身国トップ10に入っている。

ケニアは東アフリカにおける西側諸国の最重要同盟国であり、この地域で猛威を振るうイスラム過激派との戦いでも共同戦線を敷いている。

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