米ハワイ州知事、違法花火取り締まる法案に署名、元旦の爆発事故受け
この事故は1月1日の午前0時過ぎに発生。ホノルル近郊の民家の1階で花火が爆発、火災が発生し、6人が死亡、20人以上が負傷した。
-1-scaled.jpg)
米ハワイ州知事は6月30日、ホノルルの民家で元旦に発生した花火の爆発事故を受け、島内での花火の濫用を抑制する5つの法案に署名した。
新たな法律は即時に施行され、警察は花火を打ち上げた者に対し300ドルの罰金を科すことができるようになった。
再犯者や重大事故を引き起こした者は懲役刑に処される可能性がある。
この事故は1月1日の午前0時過ぎに発生。ホノルル近郊の民家の1階で花火が爆発、火災が発生し、6人が死亡、20人以上が負傷した。
グリーン(Josh Green)州知事は署名式典で、「もし違法に花火を打ち上げて誰かを爆死させたら、20年間は刑務所に入ることになる」と語った。
州と郡当局は長年、島内で違法花火の蔓延を抑制する努力を続けてきた。
ハワイ州では新年に合わせて花火を打ち上げる風習があり、各地で年越し花火大会が開催されている。その多くがプロ仕様の花火を打ち上げている。
グリーン氏は「私たちの子供や家族の命と安全を守るため、この問題をとことん掘り下げ、話し合う必要がある」と述べた。
またグリーン氏は花火を打ち上げる代わりに公共の花火ショーを楽しむよう呼びかけた。
警察はこの爆発事故に関連して、これまでに10人を逮捕。現場から未使用の花火227キログラムを押収した。
10人は第1級危険行為、第1級未成年者福祉危険行為、過失致死傷罪などに問われている。
ホノルル署刑事課が花火の入手経路を調査中。アルコール・たばこ・火器爆発物取締局(ATF)が捜査を支援している。