◎旅客機はホノルル空港到着約30分前に乱気流に見舞われた。
2022年12月18日/米ハワイ州、ホノルルの医療機関前(Audrey McAvoy/AP通信)

当局は18日、アリゾナ州フェニック発ハワイ行きの旅客機が乱気流に見舞われ、乗客乗員40人近くが重軽傷を負ったと発表した。

ハワイアン航空によると、同便の乗客数は278人、乗員は10人。18日の現地時間午前10時50分頃にホノルル空港に無事着陸したという。

旅客機はホノルル空港到着約30分前に乱気流に見舞われた。

AP通信によると、11人が深刻な状態で緊急治療室に運び込まれたという。

州当局は乗客乗員少なくとも36人が負傷し、そのうち20人が市内の医療機関に搬送され、最年少の負傷者は1歳と報告した。

州当局によると、負傷者の多くが頭部を打ち付けたり、裂傷を負ったりしたという。

乗客のひとりは地元メディアの取材に対し、「突然機体が揺れ、ベルトを締めるヒマさえなかった」と語った。「私の母は天井に頭をぶつけました...」

ハワイアン航空は声明で、乗客13人と乗員3人がさらなる治療のために州内の医療機関に移されたと報告した。

同社によると、負傷者の数は増減する可能性が高く、詳細は18日遅くの記者会見で説明する予定だという。

米国立気象局(NWS)によると、旅客機が乱気流に見舞われたとみられるエリア周辺では雷雲が発達しているという気象勧告が出ていたとのこと。

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