◎容疑者は71歳と54歳の女性2人に向かってマチェーテを振りかざし、自分が支持する候補に投票するよう脅した。
米フロリダ州デゥバル郡の投票所でマチェーテを振り回し、民主党支持者を脅した18歳の男が逮捕された。警察が30日、明らかにした。
それによると、ケイレブ・ジェイムズ・ウィリアムズ(Caleb James Williams)容疑者は29日、加重暴行と銃器または危険な武器を所持した罪で逮捕された。現場はデゥバル郡ネプチューン・ビーチの投票所。
デゥバル郡警察の署長は記者会見で、「容疑者は71歳と54歳の女性2人に向かってマチェーテを振りかざし、自分が支持する候補に投票するよう脅した」と明らかにした。
それによると、容疑者は16~17歳の男性7人と一緒に行動し、トランプ(Donald Trump)前大統領を支持する旗を掲げ、民主党支持者を脅すために投票所に足を運んだという。
署長は「この悪ガキ共は騒ぎを起こすために、そして、憲法修正第1条で保障された権利を攻撃するためにマチェーテを使って有権者を脅した」と述べた。
警察は容疑者と一緒に行動していた他の7人からも話を聞いている。
デュバル郡民主党事務所の委員長は声明で、「若者たちはトランプ前大統領の名前が入った旗を持ち、民主党の旗を持っていた有権者に襲い掛かった」と非難した。
SNSで共有された動画には金髪のウィリアムズ容疑者がマチェーテを持って民主党の旗を持つ高齢の女性に差別的な言葉を放つ様子が映っていた。
脅迫を受けた女性2人にケガはなかった。