◎FAAは2021年5月、メキシコ当局が国連の専門機関・国際民間航空機関の定める基準を満たしていないとして、安全格付けを引き下げた。
メキシコ、クリアカン国際空港のターミナルビル(Getty Images)

米連邦航空局(FAA)は14日、メキシコの航空安全格付けをカテゴリー2から最高レベルのカテゴリー1に戻した

この変更により、メキシコの航空会社は米国への新規路線を追加できるようになり、米国の航空会社はメキシコの航空会社が運航する便のチケットを販売できるようになる。

FAAは2021年5月、メキシコ当局が国連の専門機関・国際民間航空機関の定める基準を満たしていないとして、安全格付けを引き下げた。

それによると、メキシコ航空局の航空会社を管理・監督する能力は国際民間航空機関が設定した基準を下回っていたという。

この基準は規制当局に求められる専門知識、検査手順、記録管理などをまとめている。

FAAによる他国の安全格付けはその国の航空会社に対する管理・監督能力を測るためのものであり、その航空会社が安全でないというわけではない。

バングラデシュ、パキスタン、タイなどがFAAのカテゴリー2に分類されている。

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