◎眠れる森の美女に登場する全長約13mの悪役ドラゴン人形はあっという間に炎に包まれ、黒焦げになった。
2023年4月22日/米カリフォルニア州アナハイムのディズニーリゾート、炎上するファンタズミックのマレフィセントドラゴン(Courtesy Shawna Bell/AP通信)

カリフォルニア州アナハイムのディズニーリゾートで22日、ナイトエンターテインメントショー「ファンタズミック」に登場するマレフィセント・ドラゴンが火を噴き、観客を驚かせた。

ソーシャルメディアには「自殺ドラゴン」「火を噴きそこなって炎上」「マレフィセント3公開の布石」などといったコメントが寄せられている。

アナハイムの消防当局によると、この火事による負傷者は報告されていない。

「眠れる森の美女」に登場する全長約13mの悪役ドラゴン人形はあっという間に炎に包まれ、黒焦げになった。

火災を目撃した男性はAP通信の取材に対し、「ファンタズミックの演出には炎がつきものだが、今日の演出は何かがおかしいと感じた」と語った。「ドラゴンは口から炎を吐くのに、身体が燃えてしまいました...」

目撃者によると、園がショーの中止を放送で伝えた直後にドラゴンが燃え上がったという。

アナハイムディズニーのショーはトムソーヤ島の近くで毎晩2回行われている。クライマックスではミッキーマウスがマレフィセント・ドラゴンと闘う。

目撃者によると、舞台の近くにいたミッキーはドラゴンが炎上した直後に姿を消したという。

消防が出火の原因を調べている。ディズニーは声明で、「世界中で行われている同様のショーは安全対策を確認したうえで、慎重に行われる」と述べている。

マレフィセントの不始末は今回が初めてではない。米フロリダ州のショーで2018年に発生した人形の頭部炎上事件はSNSで懸念と笑いを引き起こした。

マレフィセントは眠れる森の美女の悪役であり、フィリップ王子と戦う際に女主人からドラゴンに変身する。

2014年の実写映画では女優のアンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)さんが演じた。

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