カナダ、トランプ関税交渉継続中、妥協しない姿勢強調
トランプ大統領は8月1日からカナダの輸入品に35%の関税を課すと表明。他の国々にも同様の警告を発し、「米国が納得する協定」を締結するよう迫っている。
とトランプ米大統領(ロイター通信).jpg)
カナダのカーニー(Mark Carney)首相は16日、トランプ米政権との関税交渉について、「カナダ国民を守り、カナダの労働者にとって有利な協定はまだ交渉のテーブルに乗っていない」と語った。
カーニー氏はオンタリオ州の記者団に対し、「米国が他国と締結した貿易協定には非常に高い関税が課せられている」と指摘した。
またカーニー氏は相互関税を「受け入れがたい」と批判。国民の生活を守る協定案はまだ交渉のテーブルに乗っていないと強調した。
トランプ(Donald Trump)大統領は8月1日からカナダの輸入品に35%の関税を課すと表明。他の国々にも同様の警告を発し、「米国が納得する協定」を締結するよう迫っている。
カーニー氏は記者団から「受け入れ可能は関税率はどの程度か?」という質問に対し、「もしあるとしても、答えられない」と述べ、それ以上の言及を避けた。
またカーニー氏はカナダの公有地から切り出され、米国に輸出される針葉樹の「軟材」などへの対応が最優先事項であると述べた。