◎カナダは現在、建国記念日を含む長期休暇の真っ最中であり、多くの旅行者が国内線や国際線を利用すると見込まれている。
カナダ、ウエストジェット航空の旅客機(Getty Images/AFP通信)

カナダ・ウエストジェット航空の整備士組合がストライキを行い、少なくとも150便の欠航が決まった。同社が29日、明らかにした。

それによると、29日午前の時点で150便の欠航が決まり、約2万人の利用者が影響を受ける見通し。

整備士組合の書記長は声明で、「会社が我々の要求を拒否しているため、28日夕方からストを開始した」と述べた。

中央政府は27日、同社と労組の交渉が暗礁に乗り上げていることを受け、拘束力のある仲裁命令を出したばかりであった。

労使は新たな協約をめぐり、2週間に渡って交渉を続けてきた。

会社は28日、労組が中央政府の命令に従うことを確認したと声明を出した。

しかし、労組は電撃ストを決め、会社を困惑させた。

カナダは現在、建国記念日を含む長期休暇の真っ最中であり、多くの旅行者が国内線や国際線を利用すると見込まれている。

会社は声明で、「突然のストに憤慨している」と述べ、労組にその責任を負わせると主張した。

労組の書記長はこれに猛反発。「経営陣が組合員の権利を侵害した場合、より厳しい行動を取る可能性がある」と警告した。

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