◎4月8日の皆既日食に合わせてナイアガラの滝とその周辺にすさまじい数の観光客が押し寄せる可能性がある。
米国・カナダ国境のナイアガラの滝(Getty Images)

カナダ・オンタリオ州のナイアガラ地方が4月8日の皆既日食に合わせて最大100万人の観光客が押し寄せる可能性があるとして、非常事態宣言を発令した。

オンタリオ州で皆既日食が見られるのは1979年以来45年ぶり。

米ナショナル・ジオグラフィック協会は日食を見る最適な場所として、同州のナイアガラの滝をあげている。

地元当局は先月初め、日食に合わせてナイアガラの滝とその周辺にすさまじい数の観光客が押し寄せる可能性があると表明していた。

オンタリオ州政府も同様の見解を示し、「これまでに見たことのないほど多くの観光客が4月7~7日に訪れると予想している」と述べていた。

ナイアガラ地方は非常事態を宣言したうえで、この一大イベントに備えるとしている。大渋滞、緊急通報の急増、電話・インターネット通信の過負荷などに対応する予定だ。

日食は4月8日の午前中にメキシコの太平洋岸に達し、テキサス州からメイン州まで米国を斜めに横切り、午後遅くにカナダ東部で終了する。残りの大陸の大部分は部分日食となる。

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