◎バイデン大統領はホワイトハウスの執務室で公務を続けており、6日には超党派の法案に署名した。
2022年1月25日/ワシントンD.C.のアイスクリーム店前、チョコアイスを掲げるバイデン大統領(Getty-Images)

バイデン(Joe Biden)大統領の主治医であるオコナー(Kevin O'Connor)医師は6日、バイデン氏がPCR検査で陰性を示したと報告した。

バイデン氏は7月21日に陽性と診断され、27日の検査で2度陰性を示し隔離を終えたものの、30日にリバウンド陽性となり、再び隔離されることになった。

バイデン氏はホワイトハウスの執務室で公務を続けており、6日には超党派の法案に署名した。

オコナー氏は声明で、「用心のため、2回目の陰性反応が出るまで隔離を続ける」とした。

またオコナー氏はバイデン氏の体調について、「全く問題ない」と説明した。症状は出ていないとみられる。

バイデン氏は2回追加接種を受けている。オコナー氏によると、発症初期に軽度の症状を経験したが、解熱鎮痛剤のアセトアミノフェンとコロナ経口治療薬パクスロビドを服用して回復した。

専門家によると、陰性と診断された後に陽性反応が出ることは決して珍しくなく、バイデン氏が2回感染した可能性は極めて低いという。

ホワイトハウスによると、バイデン氏は大雨による洪水で壊滅的な被害を受けた南部ケンタッキー州を8日に訪問する予定。

バイデン政権の高官は軒並みコロナに感染している。ハリス(Kamala Harris)副大統領は4月、ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は5月に感染した。

トランプ(Donald Trump)前大統領は2020年10月に感染し、3日間入院したのち、ホワイトハウスに帰還した。

疾病予防管理センター(CDC)によると、全米の累計感染者は5日時点で約9180万人、死者は100万人を超えている。

直近1週間の新規陽性は減少傾向にあるが、それでも1日あたり約12万が感染し、約500人が死亡している。

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