◎ジョー・バイデン大統領の飼い犬メジャー(3歳)は先月2度噛みつき事件を起こした。
2021年3月29日/ワシントンD.C.ホワイトハウスのサウスローン、カメラを見つめるジャーマンシェパードのメジャー(AP通信/エヴァン・ヴッチ)

米政府当局者によると、先月2度噛みつき事件を起こしたジョー・バイデン大統領の飼い犬メジャー(3歳)は、ホワイトハウスに適応するトレーニングを受ける予定だという。

ファーストレディの報道官、マイケル・ラローサ氏は4月12日の声明で、「メジャーはホワイトハウスではなく、ワシントンD.C.の某所で数週間適応トレーニング受けます」と述べた。

バイデン大統領は13歳のベテランジャーマンシェパード、チャンプも飼っているが、ホワイトハウス当局者と政治部記者に不安を与えている犬は活発なメジャーのみと伝えられている。

メジャーは3月8日に1回目の噛みつき事件を起こし、ホワイトハウスから故郷のデラウェア州ウィルミントン(バイデン大統領の自宅)に移送された。事件後、メジャーとチャンプは実家で何かしらの訓練を受けたと伝えられており、バイデン大統領もメジャーは訓練を受けたと認めていた。

その後、2頭はメリーランド州キャンプデービッドでバイデン大統領と再会し、3月21日にワシントンD.C.に帰還した。ABCニュースによると、2頭はマリーンワン(大統領専用ヘリ)でサウスローンに舞い戻り、政府当局者に連れられホワイトハウスの自室に戻ったという。

しかし先月末、何かしらの訓練を受けたメジャーは2度目の噛みつき事件を起こした。事件を最初に報じたCNNニュースによると、「メジャーはホワイトハウスのスタッフと警備員にジャンプし、吠え、突撃した」という。なお、負傷したスタッフはホワイトハウスの医療ユニットで診察を受け、その日のうちに仕事に戻ったと伝えられている。

ファーストレディは4月11日の全国ペットの日に「私はメジャーとチャンプが大好きです!」とツイートし、2頭の写真を共有した。

ホワイトハウスで大統領の飼い犬が傷害事件を起こしたのはメジャーが初めてではない。

バラク・オバマ元大統領の飼い犬サニーはホワイトハウスのゲスト(女性)に噛みついている。女性は右目の下を切った。

ジョージ・W・ブッシュ元大統領の飼い犬バーニーは政治部記者に襲いかかり、メディアを困惑させた。なお、ブッシュ元大統領の飼い猫インディアは温厚の性格で、記者に関心を示さなかったと伝えられている。

2021年2月9日/ワシントンD.C.ホワイトハウス、チャンプとメジャーとバイデン大統領(アダム・シュルツ/ホワイトハウス)
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