▽30年ローン金利は24年9月に一時2年ぶりの低水準となる6.00%近くまで低下したが、その後は上昇と下降を続けている。
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米国の30年物固定住宅ローン金利が今週、7週間ぶりに上昇した。
フレディマックは13日、30年ローンが先週の6.63%から6.65%に上昇したと発表。1年前は6.74%であった。
低金利への借り換えを希望する住宅所有者に人気の15年ローンも先週の5.79%から5.80%に上昇。1年前は6.16%であった。
30年ローン金利は24年9月に一時2年ぶりの低水準となる6.00%近くまで低下したが、その後は上昇と下降を続けている。
住宅ローン金利は連邦準備制度理事会(FRB)の金利政策決定に対する債券市場の反応など、いくつかの要因の影響も受ける。
堅調な米国経済とトランプ(Donald Trump)大統領が打ち出す関税政策への懸念が債券利回りを押し上げる要因となってきた。
1月中旬に7%強まで上昇した30年ローン金利はそれ以来、じわじわ低下していた。これまでのところ、金利の引き下げは住宅購入希望者の納得を得られず、住宅市場は販売不振に陥っている。
米国の住宅価格は上昇し続けている。金利上昇は消費者の購買意欲をさらに押し下げる可能性が高い。