◎プレスリリースによると、主な投資先はデータセンター、設備、雇用の創出、Apple TV +プロダクションなど多岐に渡るという。
2019年10月16日/ニューヨーク州、マンハッタンの5番街にあるアップルストアのロゴ(マイク・セガー/ロイター通信)

4月26日、世界最大の企業はアメリカ経済に4,300億ドル以上(約47兆円)投資し、今後5年間で20,000人の新規雇用を創出する計画を発表した。

アップルのティム・クックCEOは声明で、「アップルはアメリカのイノベーションと製造への取り組みを倍増させ、50州すべてのコミュニティに世代を超えて投資します」と述べた。「私たちは5G、シリコンエンジニアリング、人工知能など、最先端の分野で雇用を創出しています。また、次世代の革新的な新しいビジネスに投資し、すべての仕事において、より環境に優しく、より公平な未来に向けて進むと約束します」

この計画は2018年に設定した旧5カ年計画(3,500億ドル/約38兆円)を強化したもので、資金は50州の9,000を超えるサプライヤーおよび企業に直接投資される。また、プレスリリースによると、主な投資先はデータセンター、設備、雇用の創出、Apple TV +プロダクションなど多岐に渡るという。

アップルは投資と雇用を拡大する一環として、ノースカロライナ州に10億ドル以上を投入し、州都ローリーを含む都市圏(リサーチトライアングル)に新しい大学キャンパスとエンジニアリングハブを建設し、少なくとも3,000人の新規雇用を創出する予定。

さらに、州都ローリー、ダーラム地域、ターヒール地域の学校とコミュニティをサポートするために1億ドルの基金を設立し、少なくとも80の郡に1億1,000万ドルを超えるインフラストラクチャー(5G通信網など)を提供する。プレスリリースによると、ノースカロライナ州に対するアップルの投資は、州に年間15億ドル以上(約1,600億円)の経済効果をもたらすという。

アップルのジェフ・ウィリアムズCOOは声明で、「ノースカロライナ州出身のアップルが、自分の育ったコミュニティに投資し、経済を強化し、雇用を創出できることに興奮しています」と述べた。「新しい投資は州全体の教育と重要なインフラプロジェクトをサポートします。アップルはノースカロライナ州の一部であり、これからも成長を続け、明るい未来を構築するために働き続けます」

アップルは全米で270万人以上の雇用を支えており、カリフォルニア州、コロラド州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、テキサス州、ワシントン州などのチームと事業を拡大する予定。

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