5歳男児を車の後部座席に長時間放置、死亡 米テキサス州
母親は9日の午前8時、息子を市内の保育所に預けたと思い込み、後部座席に残した状態で車を離れ、保育園のすぐ隣の職場に出勤した。
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米テキサス州サンアントニオの5歳の男児が車内に長時間放置され死亡した。警察が10日、明らかにした。
それによると、22歳の母親は息子を保育園に預けたと思い込み、チャイルドシートに残した状態で職場に出勤したと警察に説明したという。
サンアントニオ警察は声明で、「母親は9日の午前8時、息子を市内の保育所に預けたと思い込み、後部座席に残した状態で車を離れ、保育園のすぐ隣の職場に出勤した」と述べた。
母親は午後4時30分頃、徒歩で保育園に向かい息子を預けていないことを知り、後部座席に置き去りにしたことに気づいた。
母親はその後、車に戻りチャイルドシートに座ったままの息子を確認。警察と消防に通報した。
救急隊員がその場で男児の死亡を確認した。
死因は明らかになっていない。
全米の非営利団体「KidsAndCars.org」によると、昨年全米で車内に置き去りされ亡くなった子供は30人近く確認されている。
23年は29人の子供が車内に放置され死亡。KidsAndCars.orgによると、2018年の死者は過去最高の54人であった。
1990年以降、1100人以上の子供が車内に取り残され死亡。その9割が3歳以下となっている。