アーチェリー場で落雷、1人死亡、13人負傷 米ニュージャージー州
今年全米で落雷により亡くなった人はこれで12人となった。
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米ニュージャージー州オーシャン郡のアーチェリー場に雷が落ち、1人が死亡、子供8人を含む13人が負傷した。地元当局が16日、明らかにした。
それによると、現場はオーシャン郡ジャクソン・タウンシップにあるアーチェリー場。16日の午後7時頃に落雷があったと警察に通報が入った。
ABCニュースは市当局者の話しとして、「アーチェリー場の地面に雷が落ち、近くにいた複数人が感電したという報告を受けた」と速報で報じた。
ジャクソン・タウンシップ警察署は声明で、「午後7時頃に複数の人が雷に打たれたとの通報を受け、署員が現場に急行し、男性1人に心肺蘇生を施した」と述べた。
市当局によると、インストラクターである61歳の男性が死亡。8人の子供を含む13人が病院に搬送され、そのうち1人は重傷だという。
ジャクソン・タウンシップ警察署の広報担当はABCの取材に対し、「負傷者のケガの程度は重度の火傷から体調不良など、多岐に渡る」と語った。
全員が市内の病院に緊急搬送され、治療や手当てを受けているとのこと。
国立気象局(NWS)は毎年この時期に落雷に注意するよう呼びかけている。
今年全米で落雷により亡くなった人はこれで12人となった。
気象台は16日午後の時点でニュージャージー州北西部と中央部の広い範囲に洪水警報を発令中。同州の一部地域では今週初めの洪水で少なくとも2人が死亡した。
雷鳴が聞こえた場合、グラウンドやゴルフ場、屋外施設、堤防や砂浜、海上などの開けた場所、山頂や尾根などの高い場所では人に雷が落ちやすくなるため、できるだけ早く安全な空間(屋内や車内)に避難する必要がある。