▽ゼレンスキー氏はロシアが各地へのドローン攻撃を続けていることに言及。「現時点でロシアが停戦を望んでいるようには見えない」と批判した。
とウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター通信).jpg)
ウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelenskyy)大統領は4日、ロシアが望むのであれば、いつでも停戦に応じる用意があると表明した。
ゼレンスキー氏は訪問先のチェコ・プラハでパベル(Petr Pavel)大統領と会談。その後の共同記者会見で「停戦を実行する用意はできており、実現するかどうかはプーチン(Vladimir Putin)大統領次第だ」と語った。
またゼレンスキー氏はロシアが各地へのドローン攻撃を続けていることに言及。「現時点でロシアが停戦を望んでいるようには見えない」と批判した。
ウクライナ当局は4日、ロシア軍による首都キーウへのドローン空爆で11人が負傷したと発表した。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍が3日深夜から4日午前にかけて自爆ドローンとおとりドローンを計165機発射し、防空部隊がそのうち69機を撃墜、80機を電子戦で無力化したという。
トランプ米政権による停戦協議が停滞する中、プーチン氏は4日、国営メディアのインタビューで、「ウクライナで核兵器を使用する必要性は生じておらず、そうならないことを望んでいる」と語った。
米国とウクライナは4月30日に鉱物資源協定に署名。米国にウクライナの新たな鉱物資源取引への優先的なアクセスを与えると共に、復興投資基金を設立する内容となっている。
ウクライナ政府はこの協定で米国の支援が強化されることを期待している。
チェコのパベル氏はウクライナに対する支持を再確認し、年内に180万発の砲弾をウクライナに供与するという約束を実現させるため、必要な取り組みを続けると強調した。