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▽火災の原因は明らかになっていない。ヒースロー空港の年間利用者は8000万人超、欧州最大のハブ空港である。
2025年3月21日/イギリス、ロンドン・ヒースロー空港(Getty Images/AFP通信)

イギリス政府は22日、変電所の火災でロンドンのヒースロー空港がほぼ1日閉鎖され、20万人が途方に暮れたことを受け、電力インフラの問題点をまとめるよう関係閣僚および機関に命じた。

ヒースロー空港に電力を供給している変電所は20日深夜に火災を報告。空港はこの事態を受け、21日早朝に運航を停止した。

ヒースロー空港は22日、通常の運航体制に戻ったと発表したが、何千人もの乗客が立ち往生したままである。

航空各社は立ち往生した乗客への対応に追われており、混乱は何日も続くと警告している。

不便を強いられた乗客、憤慨する航空各社、そして深刻な懸念を表明した政治家たちは皆、たった1つの変電所が機能不全に陥っただけでヒースロー空港とその周辺で大規模停電が発生したことにショックを受けているようだ。

与党・労働党のハリス(Toby Harris)議員は声明で、「国とヒースロー空港は赤っ恥をかいた」と批判した。「ひとつの変電所火災がこれほど壊滅的な影響を及ぼすというのは、国にとっても大恥だ...」

エネルギー省はガスと電力ネットワークを監督するNESOに対し、今回の火災と大規模停電に至った経緯を緊急に調査するよう要請したと明らかにした。

それによると、6週間以内に最初の調査結果を公表する予定だという。

同省は声明で、「政府は今回のような事態を防ぐため、できる限りのことをする」と述べた。

火災が起きた変電所とヒースロー空港は3キロほど離れている。この火災で空港と6万戸以上が停電。1300便以上が欠航となり、約20万人が影響を受けた。

火災の原因は明らかになっていない。ヒースロー空港の年間利用者は8000万人超、欧州最大のハブ空港である。

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