◎イギリス政府は、ブレグジットの移行期間終了に合わせて生理用品に対する5%の付加価値税(VAT)を廃止すると市民に約束していた。
CNNニュース/生理用品

イギリス政府は、タンポン税と呼ばれている生理用品に対する5%の付加価値税(VAT)を廃止した。

リシ・スナック財務相は声明で、「1月1日以降、対象の商品にVATがかかることはない」と述べた。

政府はブレグジットの移行期間終了に合わせて同税を廃止すると市民に約束していた。

リシ・スナック財務相:
「約束通り、タンポン税を廃止できた。私たちはこの結果に大変満足している」

生理用品は必要不可欠なものであり、VATの廃止は正しい判断だと確信している

抗議者たちはタンポン税を「時代遅れ」「性差別的」と非難し、速やかな廃止を求め続けてきた。

女性の権利と平等のためのチャリティーキャンペーン、フォーセット協会のフェリシア・ウィローCEOは声明で、「ついに、衛生用品にかけられていた性差別的な税が廃止された」と喜びを語った。

2020年11月、スコットランドはタンポンや生理用ナプキンなどを公共施設などで恒久的に無料配布する世界初の国になった。

生理用品に対するゼロ税は、カナダ、インド、オーストラリア、ケニアなどの一部の国で実施されている。

昨年、ドイツは、女性用衛生用品を贅沢品ではなく「生活に欠かせない日常品」と見なし、税率を引き下げる法案を賛成多数で可決した。

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